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赤黒チェックノスタルジー

室龍太くんがすきなだけ

溺れてきた

溺れるナイフ」観ました。なんとなく菅田将暉が好きで、小松菜奈ちゃんは初めて知った。重岡くんがこんな映画に出るんだな〜〜って思って。
キャスト発表された時はそれくらいの印象だったのに、予告の映像を観たらどうしようも無く観たくなって、試写を観た人の感想なんか観てたらますます観たくなって、結局公開二日目に観ました。
その日まったく行く予定じゃなくてスウェット着て家でだらだらしてたのに思い立ってネットで予約して1時間後には映画観てた…。

原作は読んだことがありません。一話だけお試しで読んだ。なので、原作のことはわかりません。雑誌のインタビューや舞台挨拶のレポも見てないので、本当に映画の情報だけ。
見当違いな事も書いてるかもしれないけど、観たらとにかくなにか書きたくなったので書いてます。なぜか書かずにはいられない。纏まらない予感しかしてない。
観てないと意味がわからないとは思いますが、ネタバレは考慮してません。

 

とにかく、美しかった。
主演二人のお顔も、演出も。美しい映像だった。
オープニングのタイトルが出てきた時のレースがくるくる回ってるのも綺麗で好き。
なんかもう、終始、菅田将暉は天才だなって思いながら観ていた。一瞬も菅田将暉じゃなくてびっくりする。役者なら当たり前なのかも知れないけどさ。
この人のことを初めて見るような気持ちで見てた。この子がコウか、って。
小松菜ちゃんのモデルシーンも、本当に綺麗で溜息つきそうだったな〜〜。
二人で海でもがいてる姿さえ綺麗。

大友くん(重岡)が絶賛されていたので、もう私はどう考えても大友くん派になるんだろうなって観る前は思っていて(当て馬男子が好き)でも、コウと夏芽を観てるとこの二人にはお互いじゃないとダメなんだって思えて仕方なかったな。
写真集の撮影をしている時の夏芽がめちゃくちゃ美しい〜〜写真集売ってくれ…
独占欲剥き出して、走り去るコウと、半分反射みたいに追い掛ける夏芽。なんていうか猫みたいって思った。二人とも。
「写真集!でき、た…」の言い方がめっちゃくちゃ良いよね…。あんな言い方されたら追い掛けるに決まってる。
「私じゃないみたい」「いつもこんな眼で俺のこと見てる」って会話、めちゃくちゃえろいなって…。それにしても本当にずっと美しい。
二人が付き合い初めてからは、私たち付き合ってるんだよね?私のどこが好き?なんて、普通の(しかもちょっとめんどくさいタイプの女みたいな)こと言う夏芽が意外だった。それまで見てた夏芽のイメージとは少し違ったから、コウにうざがられない?大丈夫?って思いながら見てました(余計なお世話)

お祭りのシーン、平凡な日常の幸せって感じでただただ普通のカップルみたいだったのに、事件の時にレイプ犯が「祭りのとき、生意気そうな男の子とキスしてたよね」って言うから…数少ない普通の幸せもこの悲劇の伏線なのか…って思うとなんだか悲しくなった…。
この事件が起きるまでは、ストーリーも結構すっと入ってきて、普通の映画として観てたんだけども後半に進むにつれてなかなかにわからなかったな…。
私の中のプロデューサーが「理解しようとするな、感じるんだ」ってずっと言ってた…。
ていうかこんなレイプシーンあるなんて全然知らんかったから、追いかけられたり追い詰められたりするのが苦手な私は怖かったよ…サスペンス…。
コウが助けにくるけど、レイプ犯にボコボコにされる。どれだけ世界の全てを手に入れた気でいたって、守れる気でいたって、まだ中学生だもんな。

大友くんのターン。優男。終始優男。
コウとも会わなくなって、モデルも辞めて、友達もいない夏芽に寄り添う大友くん。いやらしさが全然無いんだよな。
大友くんのシーンは本当に全部好き。良かった。
あとからコウに「青春ごっこ」って言われる椿のシーンも。バッティングセンターも。高校生らしい等身大の幸せで包もうとしてるのが良かったな。
お見舞いのシーンがめちゃくちゃ好きだ〜〜。夏芽に、オシャレ眉毛っていじられてええからって笑って蝶がとまったみたいなキスをしてさ。
夏芽のマニキュアの塗られた足の爪を見て「おしゃれさんやな」って。紺色に塗られた中、一つだけが赤く塗られた爪。それを見て「椿みたいや」って笑う大友くん。…お前だよ!!!!!って私の方が泣きそうになった。

夏芽がマニキュアを塗るシーンが大好き。この映画で一番大好き。あと10回くらい観たいこのシーン。
ほとんど黒に近い紺色が、コウのことだって見てればわかる。その中に、たった一つだけ真っ赤に塗られた爪。大友くんの椿の色。じんわりと夏芽の心に侵食してる大友くんの優しさ。
「俺が笑わせちゃる」「なんでもしてやりたいんじゃ」「だから、頑張らせて」夏芽のことが心底大切で、大好きなのがわかるから切ないな。あと重岡だからなのか、役柄なのか分からんけど、こんなこと言っても全然重く感じないのがすごい。

最初の暴行の時も、コウと言い争う時も、二回目の暴行の時も、大友くんは夏芽と一緒にはいないんだよな。コウとカナちゃんは夏芽の世界の内側にいるけど、大友くんはずっと夏芽の世界の外側から、まるで「こっちにおいで」って言わんばかりにずっと夏芽に手を差し伸べてるようなイメージ…。
無理に踏み込もうとはしてなくて、でもそれは怖いからとかじゃなくて本当にただのあったかい優しさっていうか…。
だけど、夏芽はその手を取るところまでいっても世界の外側に踏み出すことはできなくて、結局コウのところに行っちゃう。
それでも観ながら「なんで大友選ばないの!?」って私はならなかったんだよなあ。夏芽には「平凡」でいて欲しくないっていう願望かな…。夏芽ちゃんヒロインなのに全然感情移入できない…(笑)

夏芽が大友に別れ話を切り出す時。「私のこと嫌いになって」「…大好きじゃ」って言う大友くんに苦しくなる〜〜…。仕事を盾にして、コウの事はなにも言わずに、仕事に集中したいからって。大好きって言われて夏芽は泣いちゃって、大友くんは夏芽に笑ってほしくて冗談めかして歌うんだよな。本当は嫌なくせに、「頑張れよ」なんてなんで言っちゃうかな。
どうしても腑に落ちなくて、もうここずっとモヤっとしてる。普通に考えたら原因はコウかもなって思い当たるはずなのに絶対そこに踏み込まない大友くん。言ってもバチは当たらないよ!なにも言わないだけが優しさなのか!?そんなに大切ならコウから奪ってでも幸せにしろよ!って思いました。なにも思い当たってないなら鈍感にもほどがあるし、それならそれで怒る。
どうでもいいけど、大友くんがデンモクで選曲してるの観ながら、えっええじゃないかとかジパング歌う?まさか??ってドキドキした。違った。(当たり前)

あの事件から一年後の火祭りの日。
コウと大友くんが会って話すんだけど、本当に他愛もない会話で、なんだこれは。この会話いる?シーンのMVP…。大友とコウの友情は変わらないよってことなの?なんなの?イカ焼きとかどうでもよくない??(怒ってる)
結局、コウも夏芽も大友くんに本当のことをなにも話さないからもやもやするんだよな…。大友くんは分かってるのかな…分かっててなにも言わないなら馬鹿だよ。なんか言えよ。怒ってよ…。

後半のレイプ犯再来のシーン、地獄絵図だった。まさかの二回目…ホラーか…って…。大事なシーンっていうのはわかるけど!不得意だからずーーーんてきちゃった…。あとこの辺りもうずっと理解力の乏しさがすごくて観終わってからゆっくり消化した感。夢だけど、夢じゃなかった!ってことでしょ?(逆トトロ)
序盤から、カナちゃんは「美しいもの教」の信者なんだと思ってたけど、結局カナちゃんはコウが好きなのかな?
「コウちゃんと夏芽ちゃんが付き合えばいいと思ってる」って言ったり、二人を引き合わせたりしたのに、コウに「夏芽ちゃんは災いのもと」って言ったり「もうコウちゃんと会わんで」って夏芽に言ったり…。最後まで掴みきれませんでした。

もう後半ずっと分からんかった…。
コウの火祭りの舞いは、事件の後なのか前なのかとか。ただのイメージ映像なのかとか。菅田将暉は美しい。
最後、夏芽は女優として成功して、コウと夏芽のシーンで終わるけど、それも現実なのか夢なのかよくわからなくて、まってーー!誰か幸せになった!?って思ってたら終わった…。後半ずっと置いてけぼりだった…。

観終わってからずっと原作が読みたくなってる。
美しかったし、好きなシーンはたくさんあったけど、ストーリーだけがどうしても理解しきれないというか腑に落ちなくて、原作読めばもう少しわかるのかな〜と。
でもこの映画で感じた気持ちを、忘れちゃいそうな気がしてもったいないような気もするから悩んでます。
あと、原作読んだら原作にハマって映画に文句つけ出しそう…(笑)やっぱりやりたい演出をして、2時間に収めるのは難しいんだろうなあとも思いました。

めちゃくちゃ長くなっちゃった〜〜。
もう一回くらい観に行こうかな。また違う気持ちになるかもしれないし。
好きなシーンだけ編集してひたすらテレビで流したいから早急にWOWOWでやってほしい。契約してないけど。

 

『溺れるナイフ』本予告 - YouTube